こぼれたミルク

もどらない。なげいても無駄だからくよくよしない。

手強い雑草

コイツ…!!

草が勢いよい季節ですね。畑によく生える厄介な雑草をまとめます。

 

雑草の種類

一年生と多年生があり、一年生は種を残して枯れる。多年生は種を遺すやつは遺して地上部は枯れるが根は越冬して来年も根っこより生えてくる。それぞれイネ科だのわかれてる。


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私の印象では、一年生雑草はゴンさんのように一年で命終わる制約によりチート全開で成長し種子を残してくるので、種が出来るまでのサイクルが早い。株は一つで単体が強力になる。


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多年生雑草は来年のことも考えつつバランスよく成長していく。根も張り巡り次々地上部へとでてくる。根を倒さない限りほぼ不死身。

 

最強雑草ランキング

そのまえに!畑周辺の雑草駆除には除草剤を用いるが私がよく使うのはバスタ・ラウンドアップ

除草剤についてはまたまとめようと思うが、この2つは成分が似ているようでグリホ系。

葉にかかった除草剤を吸収することでバスタは地上部だけ枯れる・ラウンドアップは根まで枯れる。土に落ちた除草剤は分解されるので、通常根からは吸収されない。

つまり葉っぱに着きやすいほど効きやすい!また、イネ科の雑草はラウンドアップに耐性がついてきてるようだ。

畑内はトラクターだ!
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1位・ヒメシバ(イネ科・一年生)


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農薬耐性★★★☆☆

ラクター耐性★★★★☆

環境適性★★★★★

繁殖力★★★★★

成長力★★☆☆☆

固さ★★☆☆☆

高さ★★☆☆☆

 

イネ科はペーハーの低い酸性土壌でも成長し、ヒメシバは日陰・乾燥・加湿でも大丈夫。

密生することが多いので種子が優秀なんだと思う。

葉は笹に似ていて撥水加工。除草剤もつきにくい。さらに吸収されてもラウンドアップは効きにくい。

ほどよい弾力で折れにくく背丈も30センチくらいで低すぎず高過ぎず。密生されると丈の高さもあり若いヒメシバには除草剤がかけづらい。虫にも食べられない。

ラクター耕耘後に少しでも葉が地上に出てると復活するタフネス。オヒシバも似ているが、1株あたりがもっとがっちりしていて丈も低い。あまりびっしり生えてるのは見かけない。


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右がヒメシバ、左がオヒシバ。オヒシバの方が這う印象。

 

2位イヌビユ(ヒユ科・一年生)


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農薬耐性★☆☆☆☆

ラクター耐性★★★★★

環境適性★☆☆☆☆

繁殖力★★★★★

成長力★★★☆☆

固さ★☆☆☆☆

高さ★★★☆☆

 

畑に生える場所には生える。生えるとこには密生する。空き地や道端では見ない。ある程度肥沃な土地を好みそう。

ラウンドアップでも充分枯れる。葉や茎は柔らかく折れやすいが、トラクターで何回耕耘してもひょっこり粘り強く顔を出してくるのがやっかい。

除草剤が使える場所や刈払機でも充分駆除できるが、畑に粘り強く点在してる印象でうざい。種がつくのは20日くらい?そんなに早くない。

 

3位イヌタデ(タデ科・一年生)


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農薬耐性★★☆☆☆

ラクター耐性★☆☆☆☆

環境適性★☆☆☆☆

繁殖力★★★★★

成長力★★★★☆

固さ★★★☆☆

高さ★★★★☆

 

生えるところには毎年生える。

葉はツヤっぽく除草剤は着きにくそうだがわりと枯れる。トラクターで耕耘すれば死滅する。

種をつけるまでがわりと早い印象で作物収穫前に生えてきやがるのでいつも後手にまわる。根がガッチリしていて引き抜くとレタスも抜ける。

とにかく種がびっしりとつくので種をこぼしてしまうと数年は大変。初期に駆除出来れば雑魚。

 

4位シロザ(ヒユ科・一年生)


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農薬耐性★☆☆☆☆

ラクター耐性★☆☆☆☆

環境適性★☆☆☆☆

繁殖力★★★★★

成長力★★★★★

固さ★☆☆☆☆

高さ★★★★★

とにかくデカい。木みたいになる。

アルカリ性を好むので畑でよく見る。とにかくとにかくデカくなるし木みたいなるので物理的に邪魔。根っこも最強。

葉は柔らかく、茎も木みたいなる前ならボキッと折れるしラウンドアップでもあっという間に枯れる代謝のいいやつ。

幼い頃は雑魚だが木みたいにしてしまうと圧倒される。木みたいになってからのマルチ撤去は絶望。

 

5位カタバミ(カタバミ科・多年生)


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農薬耐性★☆☆☆☆

ラクター耐性★☆☆☆☆

環境適性★☆☆☆☆

繁殖力★★★★★

成長力★☆☆☆☆

固さ★☆☆☆☆

高さ★☆☆☆☆

ハウス内の端の耕耘しづらいとこに毎年ひっそり生えてくる。

駆除しやすく軽視しているといつの間にか種をつけて触るとパチパチ種を撒き散らす。

畑ならかなりの雑魚だが、芝に生えてくると見つけづらく種の撒き散らし&多年生で粘り強い。

たぶんグラウンドキーパーとして優秀。花も咲くので嫌いじゃない。

 

まとめ

私の庭は砂利をひいていて定期的に除草剤を撒いてますが圧倒的にヒメシバが生き延びています。厄介すぎていろいろ調べようという気にさせてくれました。

ヒメシバの他にもイネ科の雑草はやはり強く生き延びています。

  1. 生えるペーハーが幅広い
  2. ラウンドアップに強い
  3. 葉や茎が強い
  4. 種が環境変化に強い

 

これらが生存競争に勝ち抜いている要因でしょう。雨水が流れ着く場所に特によく生える印象で一網打尽にするのは非常に困難。

  1. ざっと踏みにじったり刈払機で傷をつける。
  2. 除草剤をかける(バスタ推奨)弱らせるの目的なのでざっと。
  3. 1週間後くらいトドメの除草剤をかける。間が空きすぎるとかなり復活してる場合もあるから注意。

 

ヒメシバ駆除は早めに、何回もを意識してやるのがいいです。