下部温泉 大市館 裕貴屋
まずは感想
汚い!
ちょっと我慢できない汚さ・ボロさ。
基本情報
山梨を代表する老舗温泉 明治八年創業 信玄隠湯である登録有形文化財 大市館 裕貴屋(ゆうきや)登録有形文化財大市館裕貴屋 – 山梨を代表する老舗温泉旅館 1300年の歴史を誇る信玄の隠し湯
ホームページもオシャレですごく期待できそうだった(笑)
山梨県南巨摩郡身延町下部48にあり、まわりは何もなく自然豊か。ジュースの自販機しかない!目の前を富士川につながる川が流れており雰囲気はよい。
外見と温泉の評判に惚れ込んで泊まってきたのだが、外見はとてもよかった!ぶっちゃけ外見がワクワクのピーク(笑)3階をよく見ると網戸が外れてて笑える。
8月の(金)(土)の宿泊で、大人2名・子供2名(2食+布団付き)。子供無料+ワイン・ぶどうジュース飲み放題プランで33000円位(税込)
中に入ると…
まず気になったのが畳の汚れ。
「まあ玄関だし人が1番出入りする場所だしね…」
受付を済ましいざ部屋へ!
チェックイン手続きしたのは温泉の休憩所をかねてるとこ。
レトロな小物もいっぱいあり、隣には囲炉裏にヤマメが焼かれてるのが見えていい感じ。
下に降りる階段も見え横綱風呂へ続くと説明をうける。
「いいね!ワクワクする!」
部屋は3階。階段へ向かう。
「なにこれ?」
階段も畳みたいなの。ござ?
↓これは横綱風呂への階段
さらに汚い。
2階の踊り場喫煙所。
3階の踊り場喫煙所。
「いまどきこんな堂々とした場所に喫煙所かよ!」
部屋に入ると
靴脱ぐスペースからいざ部屋へ!
6畳に布団2枚。
「4人でこの広さ?うそだろ!」
『安心して下さい。隣もありますよ』
「ですよね〜(笑)」
次の間は8畳くらい。テーブル・テレビなどのスペース。トイレも別にある。
昔はたぶんトイレは共同で、この二部屋は独立していた模様。トイレのスペースは廊下の直進上で幅も同じ。だがそんなことはどうでもよい。
部屋の名前は「ひとりすごし?」だったかな。
待望の温泉へ
待ちに待った大好きな温泉へ。
温泉は3つある!
- 露天風呂
- 洞窟風呂
- 横綱風呂
まずはいつでも予約なしで貸し切り利用ができる露天風呂へ!
露天風呂は2つ。
1つは木のお風呂
もう1つは石のお風呂
「虫いないでね」
木のお風呂はぱっと見ふうけてる。
「無理かな」
岩風呂へ。
「虫取り網がある!虫がいるの?」
ドキドキしながら温泉へ。
シャワー。
「お湯出ませんがな。」
とりあえず洗って湯船へ。食事もあるから早々に出る。まあまあよかった。炭が沈めてあって虫かとビビった!
食事
はじめからぶっちゃけ期待してないので、ふつう。囲炉裏のヤマメは冷めていた(+_+)
本命の洞窟温泉へ
裕貴屋 といえば洞窟風呂!
30℃位の地面から湧き出る冷泉。
湧き上がる期待!
洞窟風呂へ続く道。
「いいじゃないですか!洞窟風呂全振り旅館かな」
しかし!やはり湯船の木がボロボロ。枠組みの角に注目。この辺からお湯を排水するがくさい。
湯船に入ると想像以上に冷たい。
冷たすぎて入れない。
「大丈夫。調べてある。もう一個熱い湯船がある。とりあえず暖まろう!」
熱すぎて入れない…
冷泉の湯船の底は格子状になっている。隙間から源泉が湧くのだろう。
「なんかやったらフカフカする。底ぬけるんちゃうか!」
ほんと抜けそうでこわい。ゴミも浮いてる。
まだ横綱風呂あるし!
ちょっと満喫出来ないので横綱風呂へ。
飲み湯番付東の横綱!
「なんですか…飲み湯横綱ってだれ認定ですか…冷えピタ…」
脱衣場に入ると…
「1番汚いな。天井穴あいちゃうよ?」
元気を振り絞って横綱風呂へ!
「やはり…天井に穴あいたか…さっさと直せよ」
もはや予想どおり。湯船の木はグラグラ。
メンテナンスしないなら木を使うな!
湯船に入ると窓が汚くて外は見えない。
「………」
シャワーのお湯は出ました。
部屋にとぼとぼ帰る
よく見ると虫がけっこう飛んでる。廊下の端には虫の死骸…
畳はフカフカのエリアあり。
「……トランポリンできそう……」
3階はなんか特にくさかった。
部屋に入る
めざとく部屋を見まわすと…
「照明カバー内に虫の死骸多数…ダウンライトカバー損壊…エアコンフィルター汚い…部屋の隅々までホコリ…」
もう寝ます…
「天井裏に生物確認!ねずみ?」
もう寝ます!
さらにいうと、中居さんが上着脱ぎながら半裸で歩いていたり、あちこちにある簾が傾きまくり。ゴチャゴチャ飾ってるディスプレイ付近はもちろんホコリだらけ。
まとめ
部屋数はたしか12でこじんまりとした旅館。
こういった規模の旅館ははじめて泊まったがいろいろびっくりした。
シャワーの出が悪いとかは経験あったけど、全くお湯が出ないのは初めてだったし、とにかく汚かった。古いのと汚いのは違うなと思った。
登録有形文化財ということで改修するのは手続きが大変と言っていたが、そもそも掃除する気がなさそう。横綱風呂はお湯は良かったからあの汚さは勿体ない。
登録有形文化財と響きはいいけど、これから宿泊する時は避けよう。
畳や湯船の木は必須条件なのか。綺麗に維持出来ないならコンクリートやフローリングにするだけでかなり印象がよくなる。レトロなディスプレイもセンスを感じるより汚さを感じた。各種クチコミも高評価の中に汚さを指摘していたものがあり、宿選びの重要なポイントとわかった。
富士急ハイランドに遊びに行ったので「宿はちょっと足を伸ばして温泉のいいとこ、古くても味があるでしょ」と楽しみにしていた分すごくガッカリした。まあ次回の旅行の教訓に(笑)では!