こぼれたミルク

もどらない。なげいても無駄だからくよくよしない。

レタス発芽適温


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育苗する意味

育苗とは苗を育てること。いきなり種を畑やプランターにまくとその後の環境次第で「まったく芽が出ない!」となりかねません。勝手に生えてきた雑草はいきなり過酷な環境に順応したエリートです!だからめちゃくちゃ強いです。

 

お金を出して種を買っていきなり畑にまき、発芽した苗を育てていくのも作物や蒔く時期によってはいいですが、育苗するのが無難です。慣れれば簡単です。

発芽時は理想の環境を整え、徐々に自然の環境に耐えられるように慣らしていくのが育苗なのです。

 

レタスの発芽適温


15~20℃とされ、30℃以上、または0~4℃以下ではまったく発芽しません。25℃以上になると休眠状態になって発芽しません。 高温時には種子を吸水させて、冷蔵庫内で催芽させた後、播種する方法があります。なお発芽に際しての光条件を好むので、覆土は乾燥しない程度に極薄くするか、場合によってはしない方がよいでしょう。コート種子は覆土の必要はありませんが、乾かさないようにすることが大切です。 生育適温 15~20℃で、耐暑性は弱く、30℃以上では生育が阻害され、10℃以下では葉数分化を停止します。根の生育適温は15℃前後です。

タキイの野菜 - タキイ種苗

 

私の播種方法

  1. まずはトレイ。128穴がコストパフォーマンス的にベストだと思うが、並べる場所がないほど播種するなら200穴も大丈夫。私は200:128=8:2。

    タキイ 根巻防止 ワンウェイ セルトレイ 黒 128穴 8×16列 100枚入り 280×545mm プラグトレイ

  2. 次に培土。病気や雑草の種の混入リスクを考え買ったほうがよい。N-○というのは窒素量で暖かい時期は控えめに。私は8月の盆前は60。盆後は100を使ってる。暖かい時期に窒素量が多い培土を使うと葉がひょろひょろ伸びやすい。足りなければ追肥で補えるし根が頑張って張るのでよい。スミソイル1袋なら128穴トレイは8枚分。N=窒素、P=リン酸、K=カリで窒素が育苗では最重要。
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  3. そして種。家庭菜園ならなんでも良いが小麦粉で包まれてるコート種子があれば播種が楽。コートじゃないと種が小さすぎてばら撒きして間引く必要がある。多分コート種子だと1000粒単位とかになるから育てる量と相談だね。品種はまたあとでまとめる。
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  4. いよいよまきます!トレイに培土をギッチリ詰めドップリ水をくれる。トレイ下まで湿っているのを確認する。水をくれるとトレイに土が馴染み沈むので惜しまずギッチリ詰める!※もしプランターに直接蒔く場合はプランターのフチよりは土を低くしないと水くれ大変だよ!
  5. 穴をあける。道具がなければ指で押す程度でもよい。小指の爪位の深さ。爪長い人は半分(笑)

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  6. 種を蒔く。丁寧に。鼻歌交じりで。

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  7. 覆土する。種の乾燥予防なのでうすく!厚すぎるとなかなか地上に芽が出れずに発芽率が悪くなります!培土を使っちゃって良い。私はバーミキュライトを使ってる。覆土したら軽く水くれ。多すぎると覆土が流れたりします!

    瀬戸ヶ原花苑 バーミキュライト(S) 30L

  8. 涼しい日陰に保管。タキイのとおり、温度は高すぎるとダメ!乾燥ダメ!保管中に乾燥してきたら軽く水くれ。私はだいたい24時間保管したらひなたに出す。

    まだ芽は出てないですが発芽時に光が足りないと徒長します!遅すぎるとスプラウト(T_T)絶対によい野菜には育たない。
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  9. 育苗場所へ移動。苗を育てる場所は日当たり・風通しよい出来れば雨の当たらないところ。地面に直接置かずに高床にすると土の温度の上昇を抑えられ、水はけ・通気性もよく根が良く張ります!
  10. 水くれ管理。ここまではスケジュール通りにやれば問題なく出来るが、水くれは天候次第の面があるので要注意!基本は朝の涼しいうちにドップリと1日分の水をくれる!天気が良すぎる場合は昼までに1度かるく水をくれる。夕方に土壌水分がありすぎると葉っぱがビョーンと伸びて根と葉のバランスが悪くなる。午後2時位にしおれてると水くれた方がいいが遅い時間になるほど徒長するので野菜の生命力を信じる!雨天時は雨のかからない場所なら朝かるく水をくれるだけで充分。
  11. 畑やプランターに植え替える。レタスの場合は8月まきで、①播種→②保管(1日)→③育苗場所へ(14日)→④畑へ定植となります。植えるのが遅くなると根っこのなじみが悪くなるので遅くならないように!128穴トレイで水くれをうまくやればこの時期にはスポッと根こそぎ取れるはず。そうなれば完璧です。

 

まとめ

発芽させるのに最も重要なのは水分です。乾燥させないように注意しましょう。雨の当たる場所だと水分管理が難しくなるので、播種後の1週間は管理できるように上にビニール屋根でも作ったほうが楽。もしくは光の充分あたる屋根下。

発芽したらあまり甘やかさずに水分は必要最低限。足りない分は根が張って補ってくれます。朝だけはドップリくれましょう!光もタップリ浴びてもらいましょう!

よい苗を育てると、いざ植えたあととても楽です。乾燥・水没にも耐えるには充実した根っこ。よい野菜づくりを!