こぼれたミルク

もどらない。なげいても無駄だからくよくよしない。

トラクターのエンジン内エアー抜き・水抜き

ディーゼルエンジン

 

トラクターは軽油で動くディーゼルエンジンです。

なんかよくわからんけど、ディーゼルエンジンは燃料が空になってしまったときにエアー抜きが必要になるみたいです。ガソリンエンジンは必要ないみたい。

 

エアー抜きが必要になる場合は他にもあります。ストレーナーというゴミ取りを清掃した場合です。これは燃料内の小さなゴミや水を濾過する器具なので定期的に掃除する必要があります。水は軽油より重いため下に沈みます。

 

エアー抜き・水抜き手順(クボタGM64)

  1. 燃料が空になった。ストレーナーを清掃したなどエアー抜きが必要!
  2. ネジをゆるめる方向は「の」の字の逆向きあくまで差し込む方向からみてなので要注意!
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    なかなかゆるまない場合はもう一度まわす向きを確認しましょう。意外とすぐにねじ切れたりネジ山がこわれてしまいます!
  3. ストレーナーのコックを開き、ストレーナー内を燃料で満たす。クライミングポンプがあるのでシュポシュポ押せば燃料で満たせる。

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  4. エアー抜きバルブがあるので開き、またクライミングポンプをシュポシュポする。ブクブクと空気が出てこなくなるまでやる。

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  5. 水抜きの場合は中央の燃料をエンジンに送ってる?ホースついてるボルトをエアー抜きバルブの代わりに緩める。エアー抜きと同様にポンプをひたすらプッシュ!
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  6. そのままでアクセル最高にしてエンジン始動!完全にエアー(水)をぬく。エンジンが始動しなかった場合はやりすぎるとセルモーター(エンジン始動時のキュルキュル)がやけてしまいます!10秒やって駄目なら1分位休む。何度かやって駄目ならまたクライミングポンプをシュポシュポやる。セルモーターまわしすぎるとバッテリーもあがっちゃいます!
  7. エンジン始動したらちょっと回転をおとしアイドリングし、エンジン停止→エアー抜きバルブをしめる。
  8. 完了!

 

気になったこと

  1. 少しくらいの水は軽油と一緒に燃えるんじゃないの?
  2. ライミングポンプはついてないトラクターもある!ついてないトラクターはポンプを押す代わりにセルモーターを回すしかないので、モーター焼き付け・バッテリーあがり危険!
  3. そんなにタンクに水入ってた?→タンク内に結露が生じると水が溜まっていきます。また雨がかかる場所はやはり給油口から入ってしまうみたい…軽油と水は混ざらないので見るとわかります。軽油はペターと薄くなりますが、水はその中で卵の黄身のようにこんもりしてます。
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今回は水の混入がひどかったので、タンク内の燃料を全部入れ換えました(TдT)

水がエンジン内に残ってるとなんかやばいらしく、タンクはバラして清掃するかも…